天井に石膏ボードの設置と珪藻土を塗る作業を終えて、2階の半分は天井が仕上がりました。勾配天井には杉板を張り、フラットな部分には珪藻土塗装です。外壁トタン剝き出し部分は、防水防湿シートに断熱材、そしてそのから石膏ボードの珪藻土仕上げや杉板で内装を施し、随分と見栄え良くなってきました。
これで次の細やかな造作作業に移っても良かったのですが、どうしても気になることがあり、ひと手間作業を加えることといたしました。どうしても・・・梁や火打ちの汚れやささくれが気になってしまい、これを磨いて塗装することにしました。気にしなければいいのですが、なんだか気になってしまうのでした(^▽^;)
長年の間、天井裏に潜んでいたせいか、埃が沈着してくすんで感じになっています。少し拭いても綺麗にはならないので、ナイロンのヤスリやサンダーで研磨して、くすみや埃を落として、ささくれを取って、塗装します。というわけで、最も作業効率の良いサンダーでの研磨作業を軸に梁や火打ちを磨いていきました。
木の粉と埃にまみれつつ研磨していきます。研磨後の梁はまだら模様状態です。しかし、くすみ感や汚れは除去できました。
ここに塗料を塗っていくわけですが、塗料が飛び散って、せっかくの白い珪藻土の壁を汚してしまってはいけませんので、養生をほどこします。養生用のテープとビニルシートが一体になったものを使用します。ただ、養生テープの幅が狭いので、その上にさらに養生テープを施して、しっかりと固定して壁を覆うようにいたします。
塗料の飛沫がないように慎重に塗っていきますが、やはり飛び散ってしまうので。養生して大正解でした(^^)/
下の画像は壁でなく、床に塗料が飛んでいます。予期せぬとこに飛沫するもんですね・・・
今回使用した塗料はコスト重視で、コメリで「水性ウレタン着色ニス」を購入。柿渋を用いた塗料などもあって、良い仕上がりになるとかも聞いていたのですが、コスト重視路線のDIYリフォームですので、手に入りやすく価格もお手頃なニスで塗装です。
火打ちも着々と塗装していきます。長年の埃と経年変化で白っぽく変色していた火打ち梁に色が入っていきます。
梁にも同様に塗装を施していきます。下記画像では、右半分の塗装直後は色濃くなっており、塗装前の梁の左半分方が木の質感があるかもですが、くすんで白っぽくなっている塗装前の部分は、あまり綺麗ではないのです。塗料を塗った箇所の方が良い感じです。
というわけで、梁を磨いて塗装を施しました。まだニスが乾く前なのでテカリがあります。乾いてどうなるか・・・でした。
2階山側にある2本の東西にわたる梁に塗装を施しました。くすんだ感じはなくなり、落ち着いた木の質感となりました。個人の好みでしょうが、白っぽくホコリが沈着したような色彩は気になってしまったので、少し重めの色に仕上げました。
作業を終えて、塗料の乾いた後に天井を見上げると、良い感じに出来上がってきたなと思いました。今後はライティングや細かい造作をどうしようかなと思うところです。
そして、それらの細かい造作などの前に、2階山側部分の最大の敵を討伐することといたします。その最大の敵というのは、上記画像の中央にある「洗面・手洗い」です。この洗面手洗いは、後に付け加えられたと思われます。外壁を壊して、出窓方式に改築してそこに洗面を付け加えたと推測されます。出窓方式ですので、洗面台の下は外部です。排水は一直線で下に落ちて家の外に繋がり、外部の排水管を通って下水に繋がっています。使う予定があるのなら、洗面台はあった方がいいのですが、私には必要ないのです。排水トラップなしで直線直滑降で下水に繋がる排水路は、つまり、下水の世界とドアなしで繋がった通路であります。そおう、ここはあらゆる害虫や害敵の侵入路となるわけです。はっきり言って「嫌」ですし「苦手」なんです。ということで外部の排水路と水道の切断と洗面台の撤去を行って、この部分を封印することといたします。本音で言えば・・・なんか悪くて・・・やだなーと後回しにしていた作業です。また次回以降にご報告いたします。今回もご覧にいただきありがとうございました。