窓、窓は採光のため、風通しのため、などなどのために存在していると思っています。住宅を建築する際にも、居室には採光が求められていて、法的にも居室の広さに対して必要最低限の窓の確保が求められていたと記憶しています。住宅メーカーの営業マンであったころ、このルールを考えずにラフ図面を考えて設計の担当の方に指摘いただいたことも覚えております。
採光の取れる明るい窓、暖かい陽射しの入る窓、それは南向きの窓ですよね。ジュディ・オングさんも、「南にむいてる 窓をあけ~」と歌っているわけですよ。そう、いい窓は南向きですね。ところが、我が家の2階の「南にむいてる、窓をあけ~」すると、そこには「ひとりで見ている 海の色♪」ではなく・・・隣家の壁です。狭小間口の家が多い漁師町、我が家も隣家との間はピッタリなのです。手を伸ばせば容易に触れる隣家の壁です。採光も風通しも期待はできません。むしろ冷気の入り口なのです。隣家は我が家よりも古くから建っているので、この状況は想像がついたはずなのに・・・この意味があまりない窓を、なぜにここに作ったのでしょうか・・・そして、無駄に大きい窓。
「この窓、いらんな」てことで、窓を埋めることにしました。さらば、窓です。単純に合板を打って埋めてしまえばいいわけですが、ある意味、この窓は外壁となるわけで、しっかりと防水防風の施工と断熱を施すことといたしました。まずは窓を埋めるための枠組み作成です。
窓の鍵をしっかりかけて、窓が動くことのないように木材を押し込み当て込みで枠を作ります。この枠に防水シートやOSB合板を施工します。
タッカーで防水シートを枠に打ち付けます。防風性能もあるので、ひとまずの隙間対策になりますでしょうか。そして合板を取り付け、窓を埋めちゃいます。
OSB合板は、あらかじめ開口部の寸法を測っておいて、コメリで購入時にカットしてもらいます。1回のカットで30円です(複数枚も一度のカット作業であれば30円なので、まとめてやった方がお得な時もあり)。角材などは自分で丸ノコや卓ノコで切断していますが、大きな合板を真っすぐ切るのは苦手でして、この時はコメリでお願いして綺麗にカットしてもらってます。早くて綺麗で助かります。
合板の上に再度木枠を作成です。石膏ボードを施工するための木枠です。その木枠の間に断熱材を入れていきます。これで窓だったところからの冷気も大幅削減できるでしょうか。パンパンパン!と断熱材をはめ込みます。この作業も随分と慣れてきました。
石膏ボードを施工して、窓があった場所が壁となりました。内装はどうしようかなと思いましたが、ここはメモやポスター、なんか飾ったり張ったりが気楽にできるようにコルクにしようと試みます。ダイソーでコルクシートを探したのですが、黒部の店舗には売ってなくて(後日、金沢の店舗で大量に発見・・・悔しかったです)、コメリでフロアとして売られているコルクとビニルのようなマットが一体化となったものを購入。壁に使用いたしました。出来上がり、これはこれでよいかと納得。マラソン大会のポスターやメダルでもおいおい飾ってみようかと思います。
2階の部屋も随分と様変わりをいたしました。昔はどんなだったかを思い出せないときもしばしば・・・。ここまでの道のり、まだ半ばですが、しみじみです。
まだまだ作業が続きます。天井をいじったり、梁をいじったり、次回以降でお伝えできればと思います。今回はここまでご覧いただきありがとうございました。